はじめに、すこしだけ自己紹介をさせてください。

選挙、政治、国会―

そういう話をきくと、直感的に「難しいな」と感じる。

「政治とはこうあるべきだ!」とか言われたって、正直ピンと来ない。

僕たち若者は若者なりに、そりゃあもちろん知らないことも多いけれど、「こんな大人になりたいな」とか「こんな世の中が良いな」とかをちゃんと考えてる。

Create Future山梨は、そんな若者が集まって始まった活動だ。

ここではみんながそれぞれの「生きたい世の中」を持ち寄って、その次の一歩として「じゃあそのために何ができるかな」を話し合ってきた。お昼ご飯のときだったり、図書館の一室みたいなちょっとした場所を借りたり。

そんな中で気づいたことがある。それは、こういう話し合いの場が社会を作るんだってことと、自分の生きる世の中をアツく語るやつは、結構きらきらしてるってことだ。

だから僕はだんだん、難しいこの社会を知りたくなった。

お昼ごはん、今日の新聞をかこって大学の学食に数人が集まる。

なんとなく誘われたこの集まりに最初は少し、居心地の悪さを感じてて

まあでも、つまらなければ途中で抜ければ良いや、って思っていた。

新聞を広げてみると、テレビ欄の他にも意外と惹かれる見出しがあって、

みんな自分の思うことをきらきらしながら語っていて、

僕の新聞を持つ手にも自然と力が入って―。

あと5分、あと1分だけ、話していたくなる。

毎日いろんなことが起こるけど、あれだけ「難しい」と感じていた話題はいつのまにか、

「あの日あの人たちと語ったこと」として自分の中に積もっていた。

あなたも、そんな時間を過ごしてみませんか。